こんにちは。タケナカです。
3/11-16に2020年最大の目標としていた、キナバル登山に行ってきましたので、ブログにまとめたいと思います。4泊5日(空港への前乗りを含めると5泊6日)と少し長かったので、「コタキナバル旅行編」と、「キナバル登山編」の2本に分けて記載します。
こちらの記事では、マレーシアのボルネオ島北部に位置するサバ州のコタキナバルという街に滞在しましたので、そちらでの滞在記録とします。もしキナバル登山の記録のみを見たい方はこちらからどうぞ。
コタキナバルは、成田空港から直行便が出ています。タケナカは、以前に一度だけオーストラリアに行ったことがあるのですが、それっきり10年ほど海外には行ったことが無く登山の手続き等にも不安もあったので今回は日本語ガイド付きのHISのツアーで行くことにしました。
今回はHISのツアーで申し込みました。
目次
マレーシア コタキナバルとは
マレーシアの東部に位置するボルネオ島という島の北部でサバ州に属する街です。キナバル山に登山する方もいますが、街の観光や海でダイビング目的に来る人もいます。
イギリス植民地時代の名残や風習が残り、キリスト教とイスラム教の人が混在しています。また中国のお寺があったり中国の影響も大きく受けた多様な街でした。車は日本車も多く走っていてハチロクのような昔のカクカクした車が止まっていると思えば、車内では最新のiPhone11でゲームしていたりしました。
平均気温は32℃ととても暑く、初春の東京から降り立つと尚更暑く感じました。2,3月は乾季なのでスコールなどは少な目との事でしたが、実際には旅行全体を通して一度も雨には合いませんでした。
日本からの時差は1時間で、言葉はマレー語ですが多数の民族や言語が入り混じっています。街では簡単な英語とジェスチャーだけで何とかなりました。マレーシアの通貨はリンギットです。1リンギットが280円くらい(2020/03)で物価はおおよそ日本の1/3くらいの印象です。割と現金主義な感じで現金払いが多いです。
旅行前には海外でもネットに繋げるように海外用のWi-fiも忘れず確認しておきましょう↓↓
コタキナバル・キナバル登山旅行の概要
今回は登山目的のツアーだったので、街の観光は1日のみでキナバル山から下山後その日のうちに空港へ向かい、深夜に出国するという弾丸ツアーです。
- 3/11 滋賀~成田空港
- 3/12 成田空港~コタキナバル・街散策
- 3/13 コタキナバルの観光(オプショナルツアー)
- 3/14 キナバル山登山 登山口~山小屋
- 3/15 キナバル山登山 山小屋~山頂・下山
- 3/16 明朝に出国 成田~滋賀
コタキナバル市内散策の動画
コタキナバルの市内散策で撮影した部分を動画に纏めています。動画撮影した部分は少なかったのでごく一部ですが、Youtubeにアップしておりますので、動画で見たい方はこちらをどうぞ。
それでは、旅行の本編をどうぞ。
コタキナバル旅行1日目 滋賀~成田空港
HISの日本語ガイド付きのツアーを申し込んだのですが、成田発コタキナバル着の便のチェックインがAM7:20と早く、当日に自宅からは間に合わなかったので前乗りする事にしました。
そういうわけで、1日目は滋賀から一旦京都へ向かい、新幹線で東京を目指します。この日は前泊する事になり急がないので、新幹線は事前に京都発の「ぷらっとこだま」を予約しておきました。「ぷらっとこだま」は時間はかかるものの新幹線の指定席なので移動はバスよりも楽です。この時間は読書に充てました。
ツアーでご一緒した方で関西から来られていた方がいらっしゃり、ピーチなどのLCCで来たとの事でした。新幹線よりも値段が安くびっくりしましたが、自宅から伊丹空港までが遠いので私の場合は結局あまり変わらないかもしれません。
国内LCCはこちらから。
宿泊は、ナインアワーズという成田空港内にあるカプセルホテルに前泊しました。ホテルの近くにはコンビニが24時間空いています。ホテルのベッドカプセルですが全体的に清潔感もあって一晩眠るだけなら特に不自由はまったくありませんでした。
早朝の便に搭乗するので、なるべく空港の近くに宿泊したいという方にはナインアワーズはおススメです。
コタキナバル旅行2日目 成田空港~コタキナバル・街散策
成田空港内のホテルなので、朝は余裕をもってチェックインカウンターに向かえました。が、マレーシア航空は結構チェックインカウンターが開くのがゆっくりだったので、少し待つことになりました。
飛行機は予定通り出発し、6時間程でマレーシアのコタキナバル国際空港に到着しました。税関のおじさんがメチャ怖かったですが、無事入国できました。ちなみに、この旅行から帰国後まもなくコロナウイルスの影響でマレーシアへの入国が出来なくなってしまったのでギリギリでした。
空港のロビーで現地の日本語ガイドさんやツアー参加者の方と合流し、ホテルへ向かいました。今年は暖冬だったので、いつもより暖かかったとはいえ、3月の東京から赤道直下のコタキナバルは31℃と暑く落差が大きかったのですごく暑く感じました。
今回宿泊したのは、「ホテル シャングリラ」というホテルでコタキナバルの街にあるので、ホテルから歩いて街を一通り散策出来るロケーションでした。
こちらがホテル シャングリラの外観です。
お部屋はこんな感じです。私は一人参加でしたが2人部屋で広く快適でした。シャワーも普通に暖かいお湯が出ます。トイレも水洗です。(ウォシュレットは無し)
海外に慣れている方には何でもないことかと思いますが、海外慣れしていないとホテルから外出しようとエレベーターで1Fを押してしまい。慌てました。イギリス植民地時代の影響でグランドフロアから数えるんですね。。そういえば昔学校で習ったようなことを思い出しました。
コタキナバルの街散策
ホテルに到着したのは、まだ夕方だったので晩御飯を食べに行くのと合わせて街をブラブラと散策しました。治安は良い街だと思いますが、あまり細い路地に入るのは危なそうな気がしたので、なるべく人のいる通りを歩きました。
夕方でも気温が30℃はあるので少し歩くだけで汗が噴き出してきます。街にはイスラム教の人も多く、ヒジャブというスカーフのような衣装を巻いている女性があちこちにいたのが印象的でした。
コタキナバルの街は2km四方くらいに密集しているので、歩いて一回りできます。ホテルから10分くらい歩くと海まで出られます。大きなショッピングモールもいくつかあり、今もどんどん開発が進んでいるといった状況でした。
海辺にはウォーターフロントというオシャレスポットと、セントラルマーケットという活気ある市場があるのでこの日はセントラルマーケットに行ってみました。
コタキナバル セントラルマーケット
野菜や魚介、お肉等なんでも扱っている地元のマーケットです。凄く活気があって、これぞ海外に来た!と感じさせてくれます。が、匂いがすごいのであまり長居は出来ませんでした。入り口にはドリアンが大量に並べられていて、たばこ、生魚、生肉、腐った野菜などの入り混じった匂いと熱気がありますので、行く場合は多少覚悟が必要です。
ちなみに、現地の日本語ガイドさん(マレーシア人)もセントラルマーケットでの食事は慣れていないとお腹を壊す可能性があるので、登山前に食べなくて正解との事でした。観光で見て回る分には非常に楽しい所です。
セントラルマーケットの周りは人も車も混雑していました。
コタキナバルでの晩御飯
晩御飯はローカルのものを食べてみようと思い、街中のオープンなレストランでナシゴレンを頼んでみました。注文を取ってくれたおばちゃんはマレー語しか話せない感じでしたが、ジェスチャーだけでなんとかなりました。
ちなみに、ナシゴレン(揚げた小魚入りバージョン)が、海外慣れしていない私にはちょっと口に合いませんでした。。
あと、甘いのみものも頂きましたが、こちらも独特のクセがあったので、あまり飲めませんでした。。すいません。店員さんはすごくいい人で、「味が辛いならチキンの料理と変えてやろうか?」と言ってくれました。
すごく申し訳なくなり、一旦地元フードへのチャレンジは控えることにしました。やっぱり食べ物は食べなれたものが一番良さそうです。
最終的にはKFCのチキンを少し食べてこの日は終了しました。ホテルからの夜景。
コタキナバル旅行3日目 コタキナバルの観光(オプショナルツアー)
3日目は朝にホテルの朝食バイキングを頂きました。現地のマレー料理もありましたが、トーストやおかゆ・フルーツなど日本人にもなじみのある料理もありました。カレーの味付けは、すごくスパイシーでした。
この日はHISツアーで一日フリーの日です。特に一人でやることも無いので、オプショナルツアー(ロッカウイワイルドライフパーク&ミニ市内観光)を申し込んでいました。二人から参加のツアーで一人で参加する場合は値段が倍額でしたが、折角なので参加する事にしました。
ロッカウイ ワイルドライフパーク
オプショナルツアーの最初は、現地ボルネオ島の動物&同様の気候で生息している動物たちが見られる動物園(ロッカウイ ワイルドライフパーク)です。
ボルネオ象
展示ではなく、動物園内を普通に闊歩していた野生のカメレオン。大きめのトカゲとかも普通に歩いていました。
シロハラウミワシ
サイチョウ(サイチョウでも細かく色んな種類があるそうです。ちょっとこいつの名前は忘れてしまいました。)
シワコブサイチョウ
マレー熊
マレー虎
オランウータン
テングザル
アンコール牛
ボルネオ島のパンフレットにも良く出てくるテングザルなど色んな動物を見ることが出来ました。
ちなみに、同じツアーに参加した方たちは同様のツアーに現地についてから申し込んでいましたが、事前予約していたためか、私一人に日本語ガイドさんと運転手さんが付いてくれました。この日のガイドさん(現地の方)も日本に住んでいたことがあるそうで、日本語が非常に堪能でした。
ココアキングダム
動物園を一通り見終わると、次はココアキングダムというチョコレートの専門店(製造所)のようなところを見学しました。建物の入り口にカカオの木があり、実がなっていました。
カカオの実からチョコレートが出来るまでを見ることができます。
とにかく店員さんの何か買わせようとする圧がすごいです。
お土産にチョコレートを買いたいのは山々なのですが、翌日からメインイベントの登山へ行く予定で、溶けるチョコレートは買い置き出来ないので、申し訳程度に登山用の行動食として一つだけ購入しました。
昼食 中華料理
HISのオプショナルツアーの中にお昼が含まれていて、中華料理を食べました。頂いた中華料理はどれも美味しかったです。特に小籠包が美味しかったです。お店も清潔感があり地元では人気のお店みたいでした。
二人から参加のツアーに一人で参加している為か、料理が全て二人分で次々と出てくるので、味は美味しいのですが全く食べきれませんでした。ガイドさんも昼食時は席を外されたので、一人黙々と中華料理を頂きました。
サバ州立博物館
お腹がパンパンになったところで、ツアー再開です。午後はまず、サバ州立博物館へ行きました。元々地元の国会議事堂だった建物を改装して博物館にしたそうで、外は個性的な見た目ですが、中は左右対称な作りの博物館でした。
中には地元の歴史や民族についての展示がされています。マレーシアには80近い民族が共存していて言語も沢山あるそうです。
キナバル山の近くには首狩り族の人たちもいるそうです。今回の日本語ガイドさんも首狩り族の出身とのことでした。(今は首を狩ったりはしていないそうです)
中はフラッシュをたかなければ撮影OKとの事でした。入り口には座礁したクジラの骨が展示されていました。
コタキナバル市立モスク
博物館の後は市立モスクを見に行きました。モスクは中には入れなかったので外から見るだけとなりました。コタキナバルには州立のモスクと市立のモスクがあり、市立モスクの方が立派とのことでこちらをメインに観光しました。
州立のモスクも一応車窓から見れました。(写真は撮れず)ちなみにコタキナバルでの宗教はイスラム教の人以外にもキリスト教・仏教もいます。
街中にはイスラム教のモスクがあったり、キリスト教の教会があったり、仏教のお寺があったりと入り乱れています。
Puh Toh Si Chinese Temple(普陀寺)
モスクを見たところで、中国のお寺 Puh Toh Si Chinese Temple(普陀寺)を観光しました。こちらは中に入ることが出来、それほど大きなお寺ではなかったのでゆっくり見て回りました。
太鼓や提灯があったりと日本のお寺とも似ているようで、また一味違う異文化なお寺でした。
お寺とは関係ないですが、昼過ぎのコタキナバルは猛烈な暑さでした。雲一つない快晴のおかげでかなり日焼けしてしまいました。
これでオプショナルツアーのロッカウイワイルドライフパークとミニ市内観光のオプショナルツアーは一通り終わり、ホテルへ戻りました。
ウォーターフロント
オプショナルツアーが15時前くらいと割と早めにおわったのですが、天気も良く屋外は灼熱なので少しホテルで休憩し、夕方になってから市内観光第二弾と晩御飯を兼ねて街へ繰り出しました。
前日の晩御飯が少し口に合わなかったので、今回は無難にチキンとビールを求めて、ウォーターフロントを目指しました。
ホテルから10分ほどで海辺のウォーターフロントと呼ばれるエリアに到着します。こちらは海辺のオシャレなお店が軒を連ねていて、お酒も楽しむことが出来ます。
観光客向けっぽいエリアなので、食事の値段は若干高めです。簡単な英語だけで大体通じます。
家族連れやカップルが多い中、一人でビールを頂きました。ビールもチキンも美味しかったです。
天気も良く丁度夕暮れ時で、海に沈む夕日がとても綺麗でした。
ガヤストリート
この日は夜にガヤストリートでナイトマーケットが開催されるとのことで、折角なので見に行ってみました。こちらはまだウォーターフロントからガヤストリートまでの道中ですが、色々ライトアップされていました。
ガヤストリートの入り口は立派な門がありました。マーケットでは色々な出店が出ていました。
ご飯を食べたばかりでお腹は空いていなかったので特に何も食べませんでしたが、ゆっくり見て回るだけでも楽しい雰囲気でした。
コンビニ・スーパーなど
ガヤストリートからホテルへの帰路でも道がライトアップされていました。明日から登山なので、行動食と飲料水を用意します。コタキナバルには至る所にセブンイレブンなどのコンビニがありますので、飲料水の補給には苦労はありません。
「地元の99ショップというお店が安いよ。」と現地のガイドさんから聞いていたので、そちらのお店も活用しました。コタキナバルのセブンイレブンは日本のセブンイレブンと商品のラインナップが違い、かなり現地にカスタマイズされていますので注意が必要です。
ホテルでも毎日1リットル分のペットボトルの水が頂けるので、トータルで登り2.5リットル・下り2リットル分の水を用意しました。※実際には登り1.5リットル・下り1リットルしか飲みませんでしたので、ちょっとオーバーでした。
コタキナバル旅行編 まとめ
コタキナバルの街は、キリスト教とイスラム教の人が混在し、中国の影響も大きく受けた多様な街でした。車は昔のカクカクした車が止まっていると思えば、車内では最新のiPhone11でゲームしていたりしました。(iPhon11率は高かった)
街並みは一昔前のような印象と近代的な建物が入り乱れています。平均気温は32℃と南国で人は皆優しい印象でした。自分が登山目的の旅行だったのでコタキナバルへは登山目的で訪れている人が多いのかなと思っていましたが、街の観光やシュノーケリングなどのマリンスポーツやアクティビティも楽しめるので、登山以外での旅行でも楽しめそうです。
翌日からは、ついにメインイベントのキナバル登山です。キナバル登山編をご覧下さい。
HISの海外ツアーはこちらからどうぞ。